つれづれと雑文

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「全バカ」や「7つの習慣」を基にタイムマネジメントについて考えてみました

先日,校内で研修講師を務めた「タイムマネジメント研修」のスライドを公開しますね。少々長くなっておりますが,最後までお付き合いいただければ幸いですm(_ _)m

 

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いきなり「なんじゃそりゃ!?」って感じですが,もちろん最後に回収(真意をお伝え)します(笑)
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要は,「(自分で)コントロールできることにエネルギーを注ぎましょう」ということです。新学習指導要領に関連して,新しい取り組みがドカドカ降ってきていますよね。2020年に向けて,その流れはより加速していくことでしょう。ですが,「なんだよ〇〇教育って!!」と愚痴ってばかりいても,残念ながら仕事は減りません。自分でコントロールできることに注力した方が,よっぽど生産的です。

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「第二領域を大切にする」。私が「7つの習慣」から得た,一番大きな学びです。第二領域にエネルギーを注ぎ,第一領域を圧縮するのです。たとえば,「他校の公開授業に参加する」ことは,すぐには役には立ちません。しかし,参加することで得た知見が自分の引き出しとなり,いつかは役に立ちます。watcha!の各種イベントへの参加(企画も勿論)もそういう側面があるでしょう。読書やPCのショートカットキーの習得も同様です。また,一番どうでもいい「第四領域」を減らすための工夫も必要だと考えています。具体的には,iPhoneの「スクリーンタイム」の活用や,録画したテレビ番組を1.5倍速で観るといったノウハウです。

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最初はゴールを見せずにあみだくじを選ぶ→A~Eをランダムで選ぶしかない→でもゴールがわかると逆向きに目で追ってDを選びますよね,という「逆算思考」の説明です。パワポでは,アニメーションにも凝ったのですよ(笑)

 

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「じゃあどうするんだ!?」は,のちほど・・・

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さる先生は著書『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』で,15分を1単位とした時間の使い方を提唱されています。私は「このタスクは○分で終わらせる!」と決めたら,砂時計ソフトを使って時間を設定し,デスクトップ右下に置いておきます。すると「あと半分ぐらいだ」「やばい,あと少しだ」といったことがすぐに可視化できます。ちなみに私が使っているのはこのソフトです。シンプルで,おすすめです!

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まあ,この話も「全バカ」を読んだ方ならおわかりですよね(笑)

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ここは私が特に力を込めて語ったスライドです。精神疾患者の増大,採用試験の倍率低下,そして何より「身近な人」(お世話になった先輩,仲の良かった同期,志をもって仲間になってくれた後輩)が教職を離れなくてはならないほど追い込まれたという現実。私はもう二度と,こんな不幸を生み出したくはありません。だからこそ,このスライドも,魂込めて作りました。

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「今までうまくいっていたからといって,これからもうまくいく保障は無いですよ」ということです。

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そして生徒指導の対応に追われてまた第一領域が増えて・・・という魔のループ。

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ここで「夏休みの宿題」のくだりを回収します。つまり,「予期できない(コントロールできない)仕事に対応するために,余裕を確保しておく」ことの必要性を訴えたのです。

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名著「夜と霧」から。アウシュビッツのような極限の状況でも,人は選ぶことができた。選ぶことを選びませんか,という提案です。(アウシュビッツで「選ぶ」って何!?と思った方は是非「夜と霧」の一読をお勧めします。エッセンスだけここでお伝えしても,私の表現力不足もあって伝わらないと判断しました)

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最初のスライド(この研修の内容は大切ではない)を回収します。「自分にとって大切なものを,本当に大切にする人生」を選ぶために,タイムマネジメントの考え方はあるのだと思います。そう,タイムマネジメントは目的ではなく手段なのです。

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これまた名著「星の王子様」より。有名な1つ目の言葉よりも,私は2つめの言葉の方が好きです。

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以上です。長文を最後までお読みいただき,ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

 

<主な参考文献>

完訳 7つの習慣 人格主義の回復(スティーブン・R・コヴィー, キングベアー出版,2013)

 

さる先生の「全部やろうはバカやろう」(坂本良晶,学陽書房,2019)

 

いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学(センディル・ムッライナタン,早川書房,2015)